Colorless Life
 写真の中の俺たちは4人とも本当に楽しそうな笑顔だった・・・。

 ・・・・・・・・・。

 よっちんは俺がもう既に変わってきてるって言ってた・・・・。
 遥のことを忘れているわけじゃないとも言ってた・・・・。

 ふいに詩織の顔が頭をよぎった・・・。

 俺はもしかしたら・・・、変わることが怖いのかもしれない・・・・。
 やはり俺の中では、変わってしまうって事と遥のことを忘れてしまうってことが繋がってしまっていたから・・・・?

 俺は・・・・。どうしたら・・・・。

 布団に寝転がったまま何時間も考え込んでいた。
 眠気に耐え切れずに眠ってしまうまで、その思考が途絶えることはなかった・・・。

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