ぽっちゃり恋物語+。
男子とほとんど話さない

背が低くて

ぽっちゃりした女の子


笑顔がかわいいと評判で

だいたいの男が知っている




佑センパイが誰のことか言ってないのに、俺は梓センパイのことだってわかって墓穴掘ったんだっけ。


「評判がいいのに男は広野さんに今まで話しかけたことないんだ。

広野さんが男苦手ってわかってるからな。

もちろん広野さんから男に話しかけるのもない。

そんな広野さんが男としゃべってるなんて、男の中では話題になるよ。


…それに…」


佑センパイは立ち上がり、俺に近づく。


ゆ…佑センパイ?


「相手は奏太、お前だからな!」


そう言って、佑センパイは俺のおでこにデコピンをした。


「…いってー!ちょ、佑センパイ!!」


本気のデコピンをくらった俺は、おでこをさする。


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