ぽっちゃり恋物語+。
「梓センパイ、昨日の雨で桜かなり散っちゃいましたね…。」


気がつくと学校の前まで来ていた私たち。


ほんと…いっぱい散っちゃった…


「昨日、雨のせいで桜が散ってるの見て、嫌なことが起こったなぁって思ったの。

せっかくいいことが起こるはずだったのにね…。」


枝があらわになってしまった桜の木。


今年はもう昨日みたいに桜の花びらが舞うことはない。


今日はせっかく雨がやんだのに、すごく残念。


「梓センパイにまだいいことが起こってないだけですよ!

梓センパイが桜の花びらの話を信じてたら、きっと起こります♪」


なんでかな?


奏太くんの言葉には信じさせる力があると思う。


そうだったらいいな…ううん、きっとそうだよね!ってなっちゃうんだ。


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