ぽっちゃり恋物語+。
「俺、桜の花びら追いかけてて…そしたらぶつかっちゃったんです。
すいません…」
「いえ…。でも、なんで…」
男の子は私の頭についている桜の花びらをとった。
「地面に落ちるまでに桜の花びらが拾えたらいいことがあるんですよ?
…なんて、友達から聞いたことなんで本当かどうかわからないですけどね!」
風の流れで不規則に舞い散る桜。
その軌道が人間にわかるわけがない。
そんな桜を拾えたら…
特別な気分になりそう。
「その話、私信じたいです。
本当にいいことが起こらなくても特別な気分になる気がするんです。」
ひゅーっと、男の子と私の間を強い風が通り抜けた。
…私、なに真面目なこと言ってるの…!
「あ、いきなりごめんなさい…」
すいません…」
「いえ…。でも、なんで…」
男の子は私の頭についている桜の花びらをとった。
「地面に落ちるまでに桜の花びらが拾えたらいいことがあるんですよ?
…なんて、友達から聞いたことなんで本当かどうかわからないですけどね!」
風の流れで不規則に舞い散る桜。
その軌道が人間にわかるわけがない。
そんな桜を拾えたら…
特別な気分になりそう。
「その話、私信じたいです。
本当にいいことが起こらなくても特別な気分になる気がするんです。」
ひゅーっと、男の子と私の間を強い風が通り抜けた。
…私、なに真面目なこと言ってるの…!
「あ、いきなりごめんなさい…」