ぽっちゃり恋物語+。
☆エピローグ


後日ー。


私と奏太くんの関係の噂は広まった。


それは最初に奏太くんと話したときのように。





みなみは自分のことのように喜んでくれて、私も一層うれしくなった。





私は浅田くんに好きな人いないって言ってごめんなさいと謝り、好きになってくれてありがとうと伝えた。


幸せになって、と言ってくれた浅田くん。


本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。



「広野さん」


「山崎くん、どうしたの?」


「奏太来てるよ」


山崎くんが教室の外を指差す。


笑顔で奏太くんが待っている。


お昼を一緒に食べるようになって、迎えに来てくれる。


「広野さん幸せそうだね。」


「ふふ、ありがとう。山崎くんの恋も叶うといいね!」


私がそう言うと、顔を赤くする山崎くん。


「ちょ、広野さん!気づいて…!?」


私は可能性あると思うんだけど…ね。


そう思いながら奏太くんのところへ向かう。


「お昼いきましょっか!」


「うん!」


私たちは仲良く歩き出す。



そういえば最初に話したとき、なんで私の名前知ってたんだろう…


「ねぇ、奏太くん、最初から私の名前なんで知ったの?」


顔を赤くする奏太くん。


「え!?…また今度話す…」


「前もそうだった!話してよー」


「わーかーりーまーしーたー。実は…」


この話を聞いて私の方が顔を赤くするんだー






私にだって恋はできる。

恋には…年齢だって体型だって関係ないのだから。



ぽっちゃり恋物語+。





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