わたしの生きる道
「いい加減決めないと、担任の胃に穴が空くよ」
「アタシだって決められるもんなら決めている。ただ勉強はしたくないけど、働きたくもないだけ」
「…じゃあ将来は『ニート』って書けば?」
「アンタ、けっこう言うわね」
「親友として、心配だわ。ミホの将来」
言いながら袋から肉まんとコーヒーを取り出す。
「あれ? 朝食食べなかったの?」
「ううん。足りなかっただけ」
「足りない分、無かったの?」
「おねぇとおにぃ、それと母さんに取られただけ」
未だに姉と兄は良く食べる。
昨夜、ご飯がけっこう余っていたので、炊かなかったのがマズかった。
おかわりの二人分をよそったら、空になったジャー。
「アタシだって決められるもんなら決めている。ただ勉強はしたくないけど、働きたくもないだけ」
「…じゃあ将来は『ニート』って書けば?」
「アンタ、けっこう言うわね」
「親友として、心配だわ。ミホの将来」
言いながら袋から肉まんとコーヒーを取り出す。
「あれ? 朝食食べなかったの?」
「ううん。足りなかっただけ」
「足りない分、無かったの?」
「おねぇとおにぃ、それと母さんに取られただけ」
未だに姉と兄は良く食べる。
昨夜、ご飯がけっこう余っていたので、炊かなかったのがマズかった。
おかわりの二人分をよそったら、空になったジャー。