わたしの生きる道
それで高校を卒業したのと同時に、独立したのだ。

兄はもっと早かった。

小学生の頃にはマンガ家になるのを決めていて、中学からは新聞配達のバイトをしながらお金を貯めてた。

マンガを描くのに必要な物を、自分のお金で買っていたのだ。

中学三年間はずっとバイトをして、画材を全て買い揃えたのは高校入学した後だった。

受験があったので、さすがにマンガのことはいったん置いといたらしい。

高校に入るとすぐに投稿をはじめて、高校二年の時に連載が決まった。

それから三年間、たゆまぬ努力のかいがあって、兄の作品はたくさんの人に愛されるようになった。

二人は自ら汗水を流し、努力のかいがあって今の成功がある。

何もずっと家にこもりっきりで、親に頼ってばかりだったわけじゃない。
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