わたしの生きる道
わたしは笑顔で父の仕事部屋を出た。

結局、わたしは家族に大事にされてるんだなぁ。

妙に感心しながらも、ちょっと照れる。

自分の部屋に戻ると、パソコンを立ち上げた。

メールボックスには父からのメールが来ていた。

そしてメールにあるアドレスをクリックすると、わたしのホームページが出てきた。

「おぉ!」

改めて見ると、ちょっと気恥ずかしい。

今は秋や冬に向けて、毛糸の編み物を中心に売り出している。

帽子やマフラー、手袋など簡単な物が多いけど、アクセス数はそこそこある。

感想を書き込める所があるので、わたしはそこを見てみた。

「あっ、結構書き込まれてる…」
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