わたしの生きる道
「カナは上の二人と違って、家事もしてくれるし、家事手伝いでも良いんだからね? アレだったらあたしの仕事のアシスタントとかって言うのもあるから」

そう言ってぎゅっと抱き着いてきた。

「うっうん」

「柊さんや菜摘、菜月もカナのお手伝いだったらいつでも必要にしているから。そっちの就職もあること、考えておいてね?」

「わっ分かった」

…でも四人にはお手伝いなんて必要ないだろうなぁ、と言うのは口には出さずにいた。
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