わたしの生きる道
「それは分かる。あたしもミユぐらいの歳の頃には、姉貴とおそろいが良いなんて言ってたから」

ちなみにミホの家は四人兄弟。

兄、姉、ミホ、ミユちゃんの順となる。

上の二人はすでに家を出ていて、だからか妹のミユちゃんはミホにベッタリだった。

「お姉ちゃんとおそろいの色が良い!」

と、ミホとおそろいがマイブームらしい。

「分かった。じゃあおそろいのを作ってあげるね」

「うん! 待ってるね」

「すまんね、ミホ。じゃあ両親待たせてるから」

「うん。明日ね」

「じゃあね! カナちゃん」

手をつないで歩いていく二人の姉妹。

わたしは末っ子なので、妹や弟がほしい気持ちはあるけど…さすがにもう両親はムリだろうな。
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