わたしの生きる道
「作ってくれるだけマシよ。上の二人なんか、料理したこともないんだから。全く二十歳を越えてんのに、何でこう子供なんだか」

プリプリと怒りながら、リビングに入っていく。

父は苦笑しながら、わたしの頭を撫でた。

「いつもありがとな。たまには私達で作るようにするから」

「いっ良いよ。料理好きだし」

照れる顔を隠しながら、わたしはリビングで朝食を準備し始めた。

五人分用意すると、姉と兄もリビングに顔を出した。

「おっはよー。ヤダなぁ、また徹夜しちゃったよ」

「オレも…。でも姉さん、テンション高いね」

「アンタは相変わらずテンション低いわね。よくそれでマンガ家が勤まるもんね」

「テンションと内容は関係無い…。ああ、性格は関係ある…かも?」
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