[完]ヤクザが愛する女[番外編]
「沙璃、準備しよーよ!」


「うん!」

あたしたちは更衣室に向かい準備を始めた。


せっかく髪も化粧も
バッチリだったのに…



あたしは口を尖らせながら綾那と更衣室に向かった。


「沙璃は保育士だもんね!」



綾那が袴を着ながら
聞いてきた。


「うん!綾那は?」


「んー…保育士もいいけどピアノの先生もいいなーって思ってて…」



ピアノの先生か…


「綾那ピアノ上手いしね。」



そう言うと照れ臭そうに笑った。
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