[完]ヤクザが愛する女[番外編]
私は黙り込んでしまった。



「返事は?」




夏龍君が私の唇をなぞり
ながら聞いてきた。



私は首を縦に振った。



「私夏龍君が好き…」


「俺も舞桜が好き。」




夏龍君は優しく
微笑んだ。



私も泣いてしまった。



「弱虫だな。」


「だってぇ…」



夏龍は私の涙を拭き取った。




そしてゆっくりと
顔を近付けてキスをした。









1回目のキスは
友達として……



2回目のキスは
恋人として……






幸せってこんな事を
言うんだろうな。
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