[完]ヤクザが愛する女[番外編]
ビクッ!!!



夏龍君が近くにあった
机を思い切り蹴った。




「聞こえてんのか?ぁあ゙?」



私は頷いていた顔を
上げて夏龍君を見た。




怖い………


「ごめ…なさい…」



私の目から涙が溢れた。




「泣けば済む問題じゃねぇだろが。

それに俺は謝れって言ってんじゃねぇ。俺の質問に答えろって言ってんだ。」




私は持っていたプリントに力を入れた。
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