[完]ヤクザが愛する女[番外編]
腕が掴まれていて動けない。


「イヤッ…!」



近付いてくる顔。



目をギュッとつぶって
覚悟を決めた時…




フッと私の腕を掴んで
いた手がなくなった。


恐る恐る目を開けると



「え……………」


私にキスしようとした
男の子が吹っ飛んでいた。



男の子は気絶しているみたいだ。



私は逆の方を見た。
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