隣のお兄ちゃん
Part2
そんなある日――
私、ものすごくショックなことがあったの。
いつもどおり部活を終えて、友達と帰っていたとき――
部活を引退して、早く下校してるはずの裕くんが自転車置き場にまだいたの。
制服姿の裕くんは、コートを身に付けていなくて、首元にストライプのマフラーを巻いているだけ。
あたしなんて寒さに弱いからコートに手袋にマフラーも巻いて、雪だるまみたいなのに。
裕くんは寒さもものともしない感じ。
こんな時間に下校だから生徒会の仕事でもしていたのかなぁ…と思ったら、その隣には、楽しそうに話す里佳先輩の姿が!!
もう、それを見ただけで胸がドキドキして…。
だって――