あたしの王子様*
Ⅲ☆yourbackview
あぁ・・・
しまった。なんて思っても、もう遅い。
本音がでちゃったよ。
一人で顔を赤くしていると
「陽南、」
あたしの名前を呼ぶ大好きな優しい声が聞こえた。
「ご、ごめん。何か変な事言っちゃった。」
アハハと笑うけど柚子の反応が無い。
下を向いていた顔をあげると目が合うドアップの柚子の顔。
ビックリしてあたしの顔はもっと赤くなる。
「ちゅっ。」
あたしが目を反らそうとした瞬間、
可愛い音をたてながらあたしと柚子の唇が重なった。