あたしの王子様*



始めは触れるだけの可愛いキスが少しずつ深くなる。


「んっ・・・」


キスが終わると柚子のおでこがあたしのおでことコツンとつけながら向かいあった。

「そんな可愛いこと言うなよ・・・我慢出来なくなる。」

「柚子・・・だいすき。」


柚子の顔がみるみるうちに赤くなった。
こういうところほんと可愛い。


ホームに電車が来た。
その瞬間柚子が何か言った。


「・・・だよ。」


「え?」





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