誰に似た!?
第三章「やがて時は過ぎ・・・」
 それから、健在と分かっていながらも、もう何年かマイケルを見かけなくなった頃のこと。

 私の部下たちに、
「私って、有名人なら誰に似ている?」
と投げかけると、いろいろな名前が挙がったが、ある部下から
「マイケル・ジャクソン!」
との声が。

 これには、私は以前にも言われていたものだから衝撃を受けた。


「え、私って、どんだけ濃い顔なんだ。。。」
と。。。

 というのも、私はよく、海外の方から声をかけられる。

 とは以前どこかで書いたことがあったかも知れない。

 そう、よく南米の方から声をかけられるのだ。

 こと現在勤務している某町には、ペルーやブラジルなど南米からの就労者が多く、その者たちが地域の職場へと就労している。

 数年前に勤務していた頃も、そんなペルーやブラジルの方から声を掛けられた。

「車のバッテリーが上がってしまったので、ブースターケーブルを繋いで欲しい」
など、もちろん言葉は通じないが、仕草から理解できたのでやってあげたこともしばしば。

 他にも、よく電車通勤していた頃は、ホームで外国人に止められ質問されることが多かった。
 
 また、大阪に旅行した時には、電車の中で韓国人の方から英語で問いかけられ、しどろもどろの中学英語で対応したものだ。

 あんなにも大勢の乗客がいる電車の中、よりによって私のような英語など話せる訳の無い人物にだ。

 これには、やはり「顔」が原因なのだろうと思わさざるをえない。
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