仮病に口止め料

しかし、Bに劣るAにはBにはないAならではの良さもある。
今の時代には今の時代の良さもあるなど、皆が知っていることだ。

かといって、俺はあくまでも近藤洋平だから、深入りしない程度で抑えておきたい。


お花畑の国の王子様は頑固者のようだ。

というのも、彼女が通っていた中学の同級生が加入しているコミュニティーに入れば、

プリンスは恐らくたくさんの噂を耳にし、自分が知りたかったプリンセスを知ることができるが、

石頭の愛妻家は自分の足で動いて自分が目にしたことしか信じないためだ。


そういう人でありたい。
ただそういう男でありたい。
なんとなく、そういう心で恋愛をしたい。

ほら、これだから持論オンパレードはつまらない妄想コントだ。

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