仮病に口止め料

リップ音や今どういう感じのキスをしているのかなど、それ関連について言及すると、

真昼にしては少々なまめかしくて気分を害する人が現れるだろうから、

ラブラブ(不快)カップルへのクレームを回避する気配り上手なフェミニスト洋平君が不思議な話を始めておこう。


小さい頃は当たり前に身内の親に抱っこされたり、歴史がある幼なじみと手を繋いだりしていたはずが、

ランドセルをおろして思春期に突入すると、一番近くに感じることができるのはせいぜい(他人の)恋人くらいで、

友達や家族と触れ合わなくなる謎。

おかしいと思わないか?
高校生の俺が母親と腕を組んだり、頭を撫でてもらったり抱き着いたり、名前で呼ばれていたりしたら、

親離れできない奴もびっくりドン引きマザコン達人と呼ばれてしまうのだから立場がない。

< 47 / 222 >

この作品をシェア

pagetop