幸せにしてください


「…涼?どうしたの?ボーッとして」

女が聞いてきた

「…別に…」



昼休み屋上にいるといつも見える

あの子とあの子の彼氏




「俺さ…幸せになりたいんだよね」


「…?」


「だからあんた要らない」


「えっ…私たち付き合って…「あんた要らない」


女の言葉を遮ってもう一回言った


女は泣いて屋上から出てった
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