恋文
「初音は、最近楽しそうね」
夕食を食べている時に、アネキが言った。
「そう?」
「だって、早起きになったし、朝から学校行ってるし、笑うようになったし、恋でもしているの?」
「恋なんか、してないよ」
そう…俺は、恋なんて二度としないと、誓った。
大好きだった、父さんの部下の陽希(ハルキ)さんが、アネキの婚約者になった日に…。
笑顔で、婚約発表をする2人に、笑顔で「おめでとう」と言って、部屋に籠って、声を押し殺して泣いた。
辛かった。
あんな辛い思いは、二度としたくないから。
だから、俺は恋なんてしない。
夕食を食べている時に、アネキが言った。
「そう?」
「だって、早起きになったし、朝から学校行ってるし、笑うようになったし、恋でもしているの?」
「恋なんか、してないよ」
そう…俺は、恋なんて二度としないと、誓った。
大好きだった、父さんの部下の陽希(ハルキ)さんが、アネキの婚約者になった日に…。
笑顔で、婚約発表をする2人に、笑顔で「おめでとう」と言って、部屋に籠って、声を押し殺して泣いた。
辛かった。
あんな辛い思いは、二度としたくないから。
だから、俺は恋なんてしない。