恋文
気が付くと、辺りは夕焼けに、包まれていた。
男たちの、姿はなかった。

俺は、身支度を整えた。


帰ろう…。


靴箱を開けて、ビックリする。


「えっ…手紙…」


手紙とか、初めてなんですけど。
俺は、中を開けて、更にビックリした。


皆川違い。
それは、アネキ宛の手紙だった。


この人、緊張してんのか?アネキと、俺のクラスは違うし、皆川って名札しか、見えてなかったのか?


アネキに直接渡してあげても、良かったんだけど、何でだろう。


俺は、カバンの中から、ノートを取り出して、一枚ちぎった。
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