恋文
〜初音side〜


久しぶりに、早起きをした。


桜井充の、顔が見たかったから。


男を受け入れたら、体がダルくて、いつもは昼ぐらいまで寝て、昼から登校するという生活を、していた。
両親が海外暮らしで、アネキと二人暮らしだから、誰も、俺の生活に口出す人間なんて、居ない。


「あら、初音。今日は早いじゃない」


「んっ…面白いものを、見つけたんだ。」


「面白いもの…?」


「秘密」


クスクスと笑う俺を、アネキが不思議そうに見てた。
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