HONEY*ときどき*BOY
「試合は見てみたいなって思ってたの。部活でやることも、特にないし。でも、2人のファンに紛れてみるのは恥ずかしいし」
「そっか……」
2人が付き合ってるって噂は、本当だったんだ……――――
そうじゃなきゃ、昼休みにわざわざこんなとこで話したりするはずない。
今日の試合だって、羽月ちゃんは部長のことを応援するんだ。
「俺は、宮下のそーゆーとこ、好きだよ」
「え……?」
イヤだ……
聞きたくない。
これ以上は、ムリだ……――――
オレは、財布をぎゅっと握りしめてその場を離れた。
2人の会話が頭から離れなくて、その内容にイライラして、自然に歩くスピードが速くなる。
あの後、羽月ちゃんはどう答えた?
あの後、2人はどうした……?
登校も一緒で、クラスでも一緒で、昼休みにわざわざあんな人の来ない場所で会う2人って……。
オレは、あのルールを守ってきたからないけど……
2人とももう高校生なんだから、そーゆーこと……だろ?
「人にはあんなルール作ったくせにさ……」
自分は豊崎部長と、か。
「そっか……」
2人が付き合ってるって噂は、本当だったんだ……――――
そうじゃなきゃ、昼休みにわざわざこんなとこで話したりするはずない。
今日の試合だって、羽月ちゃんは部長のことを応援するんだ。
「俺は、宮下のそーゆーとこ、好きだよ」
「え……?」
イヤだ……
聞きたくない。
これ以上は、ムリだ……――――
オレは、財布をぎゅっと握りしめてその場を離れた。
2人の会話が頭から離れなくて、その内容にイライラして、自然に歩くスピードが速くなる。
あの後、羽月ちゃんはどう答えた?
あの後、2人はどうした……?
登校も一緒で、クラスでも一緒で、昼休みにわざわざあんな人の来ない場所で会う2人って……。
オレは、あのルールを守ってきたからないけど……
2人とももう高校生なんだから、そーゆーこと……だろ?
「人にはあんなルール作ったくせにさ……」
自分は豊崎部長と、か。