白いジャージ7 ~先生とプールサイド~
クリスマスの思い出
-クリスマスの思い出-
帰り道に、去年のクリスマスの話をした。
「クリスマス楽しかったね。あんなパーティー初めてだったから嬉しかったな」
「そうだな。大勢集まって、盛り上がったもんな」
◆◆◆
雪が降りそうな寒い夜。
お気に入りの白いセーターを着た。
先生もクリーム色のタートルで、ちょっとだけお揃い。
「その扮装は、ありえないな」
サンタクロースの格好をして登場したたっくんに先生からの一言。
「え~!盛り上がると思ったのに」
しょんぼりするたっくんにゆかりが走り寄る。
「ちょっと中途半端なんじゃない?ヒゲをつけるとか」
「そうそう!帽子も必要じゃない?」
肩に担いだ袋の中には、ワインとチーズ、お菓子がたくさん入っていた。
今日は、クリスマスパーティー!!