白いジャージ7 ~先生とプールサイド~
「お前ら、キャーキャーうるせんだよ」
低い声と、鋭い視線。
隆介君だ。
「キャー!怖い」
美亜ちゃんがふざけてそう言うと、隆介君は美亜ちゃんの腕を引っ張った。
「美亜、お前・・・・・・誰に言ってんの?」
「ごめん、隆介~」
ラブラブな隆介君と美亜ちゃんを見て、先生のスイッチが入ったらしい。
「直、こっち来いよぉ」
甘い声を出す先生。
乾杯のシャンパンで酔ってしまったのかな。
たっくんは、そんな先生を見て、爆笑。
「先生、見てるこっちが恥ずかしくなるよ!!」
そう言いながらも、しっかりとゆかりの隣に行ったたっくん。
一番危うかったたっくんとゆかりだけど、今では安心して見ていられる。