白いジャージ7 ~先生とプールサイド~




半袖を着た先生は、もう黒く日に焼けていた。



首にかけた白いタオル。




冬には見えなかった腕にドキドキする。



筋肉質でかっこいい腕。






先生の周りにはいつも大勢の生徒がいる。


人気者なんだぁ・・・・・・






先生は奥の長机の真ん中辺りで笑っていた。





今日もきっと・・・・・・

“焼きそば定食”だね。





先生の好きな焼きそば。






「混んでるね~」





ゆかりは、空いている席を探しながら背伸びをした。




まだ親友のゆかりにも話していないこの気持ち。







誰かに言いたいのに、言えない・・・・・・





苦しいけど、嬉しい。



切ないけど、幸せな・・・・・・恋。







< 176 / 366 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop