白いジャージ7 ~先生とプールサイド~
「あれから、翼先生と桃子ちゃんはどう?」
「今度4人で会いたいねって話してたんだよ~!すっごい面白いよ、あのふたり」
先生は、翼先生にもまた会いたいなと言って、お酒を取りに立ち上がった。
専門学校の先生に恋をした桃子。
勇気を出して誘った北海道旅行で、両思いになっちゃったんだぁ!!
今年のクリスマスは好きな人と過ごせるって嬉しそうにメールが来てたっけ。
「直、ちょっと外行かない?」
先生に手を引かれ、店の外に出る。
熱くなった頬に、冷たい風が心地良い。
「キスしたいな~と思って」
先生ったら・・・・・・
キスなんて家でいくらでもできるのに。
でも、そういうところ、大好き。
「先生、酔ってる?」
「ふふ。チューして、直」
甘える先生の顔を両手で挟み、かわいい唇にチュッとキスをした。
「あんがと、直」
めったにお酒を飲まない先生は、すっかり酔っぱらってしまったようだ。
でも、こんな先生もかわいくて好きだから、時々は酔ってくれてもいいな。
「かわいいね、先生」
先生の頭をよしよしって撫でて、フラフラする先生の腰に手を回す。