白いジャージ7 ~先生とプールサイド~
第4章
歳の差恋愛【桃子目線】
―歳の差恋愛―【桃子目線】
2年間の片思いの末、結ばれた。
15歳年上の新谷翼先生。
専門学校の先生だった。
卒業後、あきらめることができなかった私だったけど、友達の協力で一緒に北海道旅行へ行くことができた。
そこで、私達は両思いになり、念願の“恋人”になった。
年上なのに、不器用で照れ屋さんで、私が手を引っ張ってあげないと迷子になっちゃうようなかわいい人なんだ。
そんな翼先生は、なかなか手を出してこなかった。
「大事にしたいんだ」
何度もそう言ってくれる翼先生に、私から言った。
「もう伝わってるよ。だから、いいよ。もう我慢しないで」
そんなセリフを言えちゃうんだから、恋ってすごい。
言った後に恥ずかしくて、部屋中を走り回ったんだけど。
そうして、私と翼先生は大人の関係になった。