白いジャージ７ ～先生とプールサイド～

「女子高生に気に入られちゃってさ～。付き合うつもりはないけど、毎日電車で会うんだよ」





嫌がっている風にそう言った要君だったけど、顔を見ているととても嬉しそうだった。





女子高生の気持ち、わかるな。



少し年上の社会人の男の人って素敵に見える。



要君は本当にかっこいいし、その子が好きになるのもわかるな。






「俺のことはどうでもいいんだよ！それより、直っぺは幸せか？」



「うん。幸せだよ！！」



「そう、それなら良かった。直っぺには絶対に幸せでいて欲しいから」






今日は、なんだかくすぐったくなるようなセリフを言うなぁ、要君。




ふたりきりで話すのも久しぶりだからね。