白いジャージ7 ~先生とプールサイド~
「直に相談しなかったってことが、私の失敗だな」
桃子は、これからは何があっても一番に相談するねと言ってくれた。
これからも、いろんなことがあると思う。
人気のある先生と付き合ってるんだもん。
嫉妬もしちゃうし、信じられなくなったりするかもしれない。
でも、そういう時、きっと役立つよ。
今回のことが。
離れていた時間。
寂しかったその間に、感じたことがきっと役に立つ。
「じゃあ、またね!」
「次はあゆみと美穂と女子会しようね~」
「うんうん!!真崎君とあゆみの話も聞きたいしね」
「あ、要君の恋の行方も気になるし!」
桃子と手を振り合って別れた後、実家へ向かった。
流産してしまってから、電話で話しただけだった。