白いジャージ7 ~先生とプールサイド~
「おじいちゃんとおばあちゃんになるまで、毎年お花見しような」
先生は、私の頭の上で手を弾ませた。
いつまでもこうしていられるよね。
私達なら。
ずっとずっとラブラブでいられるよね・・・・・・
「俺達、夫婦に見えるかな?」
先生は、遠くから歩いてくるカップルをチラっと見ながら言った。
「どうだろう。付き合いたてのカップルに見えるかな?」
「そうだな」
先生は、近付いてくるカップルに見せつけるように、私の肩をもう一度抱き寄せて、空を見上げた。
「あ~、本当にきれいだな」
「うん。桜って切ないけど、きれい」
「永遠じゃないからこそ、美しい。あ、でも、俺達の愛は永遠だけど、美しいよ」
「先生、キザ~!!」