涙を知った後。

第4話




学校帰りに
土田蓮にあった。

まあもちろん
いいよっていう返事がくるなんて思ってなかったけど…


やっぱ凹む…


あたし完全に嫌われたよね〜
狂ってるとかいわれたし笑




家に帰ってからも
頭んなかは土田蓮ばっか。




今日会ったばっかなのに………
初めてなのに、なんか運命的なのを感じた。


あいつはバンドにいれなきゃ!!




よしっ!!と本日2回目の
気合いを入れ、明日は頑張ろうと呟いて、布団にはいろうとした時



突然携帯がふるえた。













「………はぃ。」





ディスプレイに表示された名前なんか特にみてなかった。










『「よお、蘭」』







右耳にあてた携帯から聞こえる愛しい人の声が
なぜか反対の耳からも聞こえる




「え、憐?
電話とか珍しいね」






あたしがいうと
憐は





『「おう、すぐ切るけどな」』





「??」






こいつは一体なにを考えてんだと思っていると…







「夜、ちゃんと窓しめろよ」






「え…」





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