涙を知った後。



どうしよう…っ



いくしかないよね





そう思い
自分は気が気ではないが
教室を飛び出した。





でも
蘭のいえまで
走ると結構距離がある…




どうしようどうしよう!!!!!



涙を沢山流しながら
混乱してると、机に俯せてる
土田蓮がみえた







あいつバイクできてたよね…?










それを思い出し
廊下を走りぬけながら
もうかけることもないと思ってた
番号に電話をした。








『…もしもし、誰?』




その声はすごく
冷たいものだった。







『矢野由真!!
蘭の様子がへんなの!!
もしかしたら蘭が…っ
蘭が危ないかも……っ
今のあのこは自殺しかねないから
もしかしたら…っっ』




そういったとき
電話はきれた



これはまかせろって?
それとも俺には関係ない?





どっちにしろ行かなきゃ



そして蓮に地図をおくり
そのまま足をとめることなく
走り続けた





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