涙を知った後。



そして皆はギャーギャー看護師に文句をいいながらも
面会時間がはるかにすぎてたため
病院を追い出された。





「はあ…」





静かになった病室で
お風呂場でのことを思い出す。



痛くて、、でもこんなにも簡単に
憐のとこにいけるのかって思って
そしたら自然に痛みなんてなくなった。


でも、やっぱり少し
怖かったのかなぁ。





でもひとつ

思い出せない。









あたしは気を失う前の事は
だいたい覚えてるのに
最後に発した言葉が記憶からぬけてる。


だれかの名前を
いった気がする…


















「だぁぁっ!!だめだ!!出てこない!!」



そう叫ぶと
通りすがりの看護師さんかだれかが
五十嵐さん大丈夫ですかぁ〜?
といってきた←













考えることもやめて暇になると
自分は単純で
瞼がおもたくなってきて
そっと目をとじた…





















「生きろ、蘭」


















あの声は
誰だったんだろう…









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