涙を知った後。



そんな由真をきにせずきく。


「蘭、誰えらぶかな?」






そうきくと、由真は少しビクッとした



そのあとすぐ口をひらく




「誰って、土田蓮と憐?」


「うん、ぷらす悠」



そういうと一瞬戸惑った顔をした



そしてぼそっと
いまにも消えてしまいそうなぐらいの声で呟いた








「憐を忘れられない、だから誰とも付き合わない
憐はきっとかえってくるから
なんて言って
生きてるどっちも選ばず、
憐を選ぶんじゃね」



















冷たく、冷たく放った由真の一言はまるで
由真が自分に言い聞かせてる様だった。



















由真も悠がすき………!?



















「うそでしょ…」





ついでてしまった声に
今まで悠と話して、落ち着いた様子の蘭が
「え、なにが?」
ってきいてきた







うちは「なんでもないよ」なんて
返事をしながらも由真もライバル…?なんて考えていた。





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