私の“嫌い”は彼の“好き”



先パイもね。と付け足した本田くんは、本当に美味しそうにピーマンを食べる。



「俺ね。ピーマン嫌いな先パイは嫌いだよ?」



う…っ。


その言葉が矢のように私に刺さり、私はこう宣言してしまったのだ…。


「ピーマン嫌いなんて、もう言わないわ!!」


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そのあと、本田くんが「俺ん家に来て克服しよーよ」と言い出して。


今に至る…。



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