染め染められ恋色を彩り
入学式
『ブーブーブーッ』
「んあぁ…なんだぁ!?」
俺はベッドの中で手探りで携帯を見つけ出し、携帯のマナーモードを止めた。
周りはもう明るくなって、寝起きの目には眩しい。
寝起きの体を起こし、テレビをつけた。
朝でおなじみの番組があっていた。
いつもと変わんない毎日、退屈だな~。
なんかだるいな~。
俺はまたベッドに寝転がり雑誌を広げた。
「浅葱~、今日入学式だから起きなさい。」
1階から母さんの声が聞こえてきた。
そっか~…今日入学式だったんだ。
まだ時間あるし、ゆっくり準備するか。
またベッドから体を起こし新しい制服に袖を通す。
初めてのネクタイはちょっと苦しい。
着替えを終わらし、洗面所に向かった。
寝癖を直し顔洗って歯磨きを終わらし、リビングに向かった。
母「おはよう。制服似合ってるじゃない。」
浅葱「別にどうでもいいよ。じゃあ行ってくる。」
母「いってらっしゃい。」