染め染められ恋色を彩り
鴇「そんなに恥ずかしがんなって。」
心愛「そうだよ。」
浅葱「あぁ、そうだな。」
そして、あっという間に地元の駅に着き電車から降りた。
心愛「また歩きか~…。」
鴇「ほら、さっさと帰るよ。」
俺と鴇は心愛を置いて、さっさと歩き始めた。
心愛は慌てて後ろから追いかけてきた。
心愛「ちょっと待ってよ!!」
鴇「待たない。」
心愛「ひどっ!!」
いじられてる心愛見るの楽しいけど、そろそろ可哀想に思えてきたな。
俺は心愛の歩幅に合わせて歩くスピードを落とした。
浅葱「大丈夫??」
心愛「ありがと!平気だよ。」
浅葱「鴇、心愛の歩くペースに合わせてあげよう??」
鴇「わかったよ。」
もう太陽は沈みかけていて、茜色の空になっていた。
沈みかけていてる太陽が、俺たち3人の並ぶ影を作り出していた。