染め染められ恋色を彩り


帰り初めてはみるものの1人くせ者がいた。


心愛「歩くのきついよ~。」

鴇「まだ学校出たばっかりだよ。」

心愛「これから歩くって考えたら疲れた。」


心愛ってこんなに面倒くさかったっけ!?


浅葱「歩かないなら置いていくぞ~。」

心愛「え!?ちょっとまって~!」


やっぱりちゃんとついて来るんだな。
なんとなく心愛の扱い方が分かったような気がしてきたな。



駅にはすぐに着いて電車はなんとか座れる席を確保できた。


浅葱「心愛、嬉しそうだな。」

心愛「なんで??」


なんで??て言われても顔に出てるんだよ。


地元の駅に着き、電車から降りた。

横目で心愛を見ると、今度は明らかにさっきまでの顔がなくなってた。


やっぱりな…!!

イスに座れて嬉しかったんだな。それだけで嬉しがるなんて可愛いやつだな。
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