染め染められ恋色を彩り


胡桃「グスッ…ッ…。」



暗くてよく見えないけど、白鳥は泣いてるようだ!!


俺にはどうなってんのかさっぱり分からない。



瑠璃「もしかして…。」

浅葱「もしかして??」



俺が問うと女は言いづらそうに口ごもり始めた。


浅葱「なんだよ??」

瑠璃「…だから…あの、…あれです。」



急にハッキリ喋らなくなったな!!
女より本人たちに聞いた方が早いな。



浅葱「お前たち何かあったのか??」

漆黒「お前には関係ない。」

浅葱「ッ…。」



…確かに後から来た俺たちには関係ないよな。



浅葱「そうだな。じゃあ行くぞ。」

瑠璃「えっ!?で、でも女の子が泣いてるんですよ??」

浅葱「後から来た俺たちには関係ないんだよ。」



そう言って無理矢理手を引っ張り、さっさと歩いた。
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