染め染められ恋色を彩り


南野「い~ち、に~~~い~~、さ~~~~~ん、よ~~~~~~~………」



それからずっとこの調子で数えられていきやっとのことで5分が経った。

いや、絶対に20分は経ったな…!!
でもやっと…やっと、解放されるー!!

俺は嬉しさの大きさと同等並みのガッツポーズを心のやった。



南野「ちょっとまってな。」

浅葱「えっ…ちょっ!!ちょっと…!!」



先生は部屋から出て行ってしまった…!!


一瞬にしてさっきまで嬉しさはどん底に消えていった…。
いっそうこのまま鴇みたいに意識を失いたい…。


…しかし俺の意識はバリバリと負担がかかってる足にあった!!




俺、もう…気がおかしくなりそう…。

俺の中には今までの思い出が次々から次へと流れてきた。
ほとんどが鴇と心愛との思い出だ。
< 95 / 100 >

この作品をシェア

pagetop