あたしだけの執事さまっ
って…。


百以上もぉ!?



あ…あはは。


あたし、もしかして。


今更だけど。


とんでもない世界に来ちゃったのかも?


あたし、クラクラ。


ちょっと目眩がする。

「…如何なさいましたか?お嬢様。」


橘さんの声が耳元で聞こえて、あたし。


ひゃうっ


慌てて飛び退いた。



「うえっはい?なんれふかぁ?」


「…車に酔われましたか?顔色が悪いですね。」


なんて、橘さんがあたしを見つめる。


「大丈夫ですか?」


「はいぃ~~~~!!だっダイジョブれすよっ」



ってか…。



橘さんの顔が近いよっ



そういえばさっき。



一瞬、抱かれたみたいな感触が…っ!



うわぁっ!!



恥ずかしいよぉ。




「お帰りなさいませ。お嬢様。」


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