【完】俺様彼氏×鈍感彼女
高校だからか、図書室を利用する人はあたし一人。
先生もいないし。
本を探していると、図書室のドアが勢い良く開く音がした。
「っ?!」
そっと見てみると、そこには息を切らした宮田陽介がいた。
な、なんでここに…っ?!
「ぁ、お前…っ!」
互いに驚いていると、廊下の方から「陽介ー?」というたくさんの女の子達がいる。
な、なんだあれ!!
「おい、隠れる場所ねぇか?!」
いきなり何…?!
まぁ、いいや。
「えっと…カウンターの下…」
「サンキュ!!」