【完】俺様彼氏×鈍感彼女




どん…かん??


あたしが??


「…」

「フッ、じゃあな、楓」


そう微笑んで、図書室を出て行った。


かえで、って…。


男の子に名前を呼ばれるのは久しぶりで、少し顔が熱い。



「ぁ…本」



忘れてた。


あたしは、本棚に目を向けるけど、全然…集中できなかった。






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