【完】俺様彼氏×鈍感彼女
「…け」
「聞こえないよ、楓」
「ようすけ…//」
恥ずかして、意識が飛びそうだ。
「これから”みやた”はなしな」
「え…」
「今度言ったら…そうだな、その唇でももらうか」
「なっ…!!//」
「”陽介”って呼べばいいだけだろ?」
「…はぁ」
もういいや。
ん? あれ…?
「ねぇ、なんでさっき”お前一人でこい”って嘉代ちゃんに言ったの?」
「あぁ、俺明日から図書室行かねーし」
「ひ、酷い!」
「俺を騙そうとした奴に、言われたくねーなー」
うぐっ…。