【完】俺様彼氏×鈍感彼女
「じゃあ、俺帰るけど…楓って明星駅?」
「ぁ、うん」
「んじゃ、一緒に帰ろうぜ」
「え…」
いいけど…他の人たちに見られるのは嫌だなぁ…。
「明星バス、もうすぐ来るな。ほら、おいてくぞ」
…あたしに拒否権はなし??
はぁ…。
なぁんか…こいつに振り回されてる気がする…!!
結局、あたしは一緒に帰った。
なんと、最寄り駅も一緒で…。
最後の最後まで一緒。
あたしは、ため息しか出なかった。
けど…少し、胸が躍っているようだった。