【完】俺様彼氏×鈍感彼女
「ね、ねぇ…顔、見えないんだけど…」
「そりゃそうよ。あたしだって、入学式以降見れないし」
「へぇ…美沙、好きなの?」
「そうねぇ…将来が有望なのは確かね」
美沙は、同い年より大人の人が好きっぽい。
同い年でも、大人っぽい人がいいって言っていた。
しばらく見ていると、ちょっとした隙間から横顔が見えた。
その横顔は、思った以上にカッコ良くて、思わず…
「カッコイイ!!」
そう叫んでしまった。
気づいた時には、もう遅かった。